みんなそろって
毎月30日は、聞法会の日なのですが、昨日はお葬式が入ったので、お休みしました。そのお葬式でのことです。
正午からのお葬式の後、霊柩車の後について、津市の斎場「いつくしみの杜」へ行きました。
読経している間に、遺族・親族のみなさんが焼香し、故人と最後のお別れをしました。
いよいよ棺が火葬炉に入ろうとしたとき、なぜか火葬炉の扉が途中までしか開きませんでした。
係の人が二人がかりで開け閉めを繰り返し、全開させようとするのですが、どうしても途中までしか開きません。
「いつくしみの杜」ができて、もう3年になりますが、こんなことは初めてです。
3~5分ほどだったでしょうか、何度かやっている内に、ようやく扉が開きました。
「失礼いたしました」と言って、係の人は棺を火葬炉にゆっくりと入れ始めました。
その時、ホールの扉が開いて、遅れてきた親族3人が入ってきました。
3人は、みんなと一緒になって、棺が火葬炉に入っていくのを見送りました。
3人は、火葬炉の扉がなかなか開かなかったおかげで、間に合ったのでした。
みんながそろうのを待っていたのかもしれないな、と思いました。