無住処涅槃
6月16日(土)は、月例法座でした。
今回は、「文殊の智慧はどういう智慧だろうか」というところを読みました。
「文殊の智慧は無分別智であり、それによってあらわされる涅槃は無住処涅槃である」とのことでした。
なので、無分別智と分別知の違い、無住処涅槃とは何かについて、お話ししました。
凡夫は、生死(迷いの世界)の中に埋没して、そこから出ることがありません。
小乗の比丘は、生死を出でて、涅槃に入り、そこから出ることがありません。
大乗の菩薩は、智慧によって涅槃に入り、慈悲によって生死を捨てません。
生死の凡夫を救うため、生死の中で活動するのが、大乗の菩薩であり、それが生死にも涅槃にもとどまらない無住処涅槃です。
今回は、たった4ページだったので、早く終わるかと思ったのですが、話してたら結局いつも通り1時間が過ぎていました。