アナグマ
数日前から、床下に動物がいる音がしていました。
動き回る音であったり、鳴き声であったり。
ハクビシンがいるのかなぁと思っていました。
前にハクビシンに入られたことがあったので。
でも、今日、正体が分かりました。それは、アナグマでした。
いつもとは違うところで鳴き声がして、見に行くと、アナグマがいました。
すぐに穴の中に隠れましたが、警戒心が薄いのか、その後何度も顔をのぞかせました。
カメラを取りに行って、写真を撮れるくらい。
母親と子どもが何匹かいるようでした。
アナグマは、その名の通り、穴を掘るのが得意で、穴を掘って作った巣に住んでいます。
そのため、足は爪が伸び、しっかりしています。
これが今ウチの床下にいるアナグマの足ですが、黒い毛に覆われ、しっかりしています。そして、爪が鋭いです。
鋭く、長く伸びた爪をしています。
しっぼは、太くて、短いです。
見ていたら、コードを噛み始めたので、この場から追い払いましたが、のんびりとした性格のようでした。
すべったのか、おしりの穴を見せて、ひっくり返っている姿まで見せてくれました。(^-^;)
ちなみに、アナグマのことを、ムジナとも言います。
ムジナとは、「同じ穴の狢(むじな)」の「むじな」です。
穴を掘るのが上手なアナグマの巣穴に、穴を掘れないタヌキが住んでいることがあるので、一見関係がないようでも実は同類・仲間であることの例えとして用いられ、さらにタヌキは人を化かす(と信じられていた)ので、この言葉は多くは、悪事をはたらく者たちに対して使われます。まあ、由来については所説あるそうですが。
※アナグマのことをムジナというと言いましたが、生物学上ムジナと名付けられた動物はいなくて、基本的には「アナグマ」を指しますが、地域によっては、タヌキやイタチやテン、あるいはその総称として「むじな」という名前が使われているようです。
タヌキに似てるわけですが、タヌキはイヌ科で、アナグマはイタチ科なので、別種になります。
ちなみに、タヌキの肉は臭いそうですが、アナグマの方はおいしく、昔から狸汁と言われているのは、多くはタヌキではなくアナグマが使われていたそうです。
ちなみについでに、ダックスフントは、アナグマ猟のために改良されたイヌだそうです。
ドイツ語で「ダックス」とは「アナグマ」、「フント」とは「イヌ」のことだとか。