「浄土三部経を読む」開講

4月4日、津中日文化センターで、「浄土三部経を読む」という新講座を開講しました。

思った以上に、多くの人が受講してくれていて、ありがたかったです。

今回は、浄土三部経について簡単に説明した後、お経がどういう構成で書かれているのかをお話しして、さっそく『仏説無量寿経』を現代語訳で読んでいきました。

読み始めてすぐに、釈尊の生涯について、お話しさせていただきました。

というのは、このお経で、釈尊の教えを聞いている弟子たちを説明するのに必要だからです。

たとえば「尊者了本際・尊者正願・尊者正語・尊者大号・尊者仁賢」というのは、鹿野苑で釈尊の説法を初めて聞いた五比丘ですし、次の「尊者離垢・尊者名聞・尊者善実・尊者具足・尊者牛王」は、五比丘についで6番目の弟子となった耶舎(やしゃ、ヤシャス、ヤサ)とその友人たちですし、その後出てくる弟子たちも、釈尊の生涯を知っていると「ああ、この人も、大経の教えを聞いていたのか!」と思っていただけるでしょうから。

今回は、舎利弗と目連までお話ししました。講義後の質問もあって、積極的なみなさんと一緒に三部経を読んでいくこれからが、楽しみになりました。

下は、納骨堂の下で、今咲いている枝垂れ桜です。

しだれ桜

前の記事

ブルームーン

次の記事

永代経法要の案内