ブルームーン

先月31日、ネットで「今日はブルームーン」という記事を見かけました。なんでも、ひと月に2回満月になる時、それをブルームーンと呼ぶのだとか。

でも、どうしてブルームーンって言うんでしょう? そう思って、ちょっと調べてみました。

単純に「ブルームーン」を訳すと、「青い月」となり、「青く見える月」のことを指します。火山の噴火などによる大気中のガスや塵の影響で、月が青く見えることがあるそうです。

もちろん、そんなことはよくあることではなく、きわめて珍しい現象です。だから、北米では「とても稀なこと」という意味で、”once in a blue moon“という言葉があるそうです。

ただ、これは月の色の話で、暦の話ではありません。

じゃあ、どうして暦の話になるのかと言えば、これにはアメリカのメイン州の農暦が関係しているそうです。

メイン州の農暦では、1年を春分・夏至・秋分・冬至で4つの季節に分けました。

12ヶ月を4つに分けるので、一つの季節は3ヶ月になります。
すると、満月も、基本的には一つの季節に3回現れることになります。
そして、そのそれぞれの満月には名前がつけられていました。
たとえば、春の最初の満月は「Egg Moon」、第2の満月は「Milk Moon」、最後の満月は「Flower Moon」、夏の最初の満月は「Hay Moon」……というように。

ところが、時々、一つの季節に満月が4回現ることがあります。
一季節に4回満月がある時、その3つ目を、ブルームーンと呼んだそうです。
「3回目だけど最後ではない」というイレギュラーな満月、それがブルームーンでした。

でも、これでも「ひと月に2回満月がある時、その満月をブルームーンという」ということにはなりませんよね。

なぜ、こういうことになったのかを突き止めたのは、カナダのニューファンランド州メモリアル大学の民話学者フィリップ・ヒスコックでした。

彼は、アメリカのアマチュア天文雑誌『スカイ&テレスコープ』が、『メイン州農民年鑑』に載っていた「ブルームーン」という言葉を1943年7月号のQ&Aコーナーで紹介し、さらに1946年3月号では「その月2回目の満月」という意味を加えて「ひと月のうちに満月が2回ある場合に、その2つ目がブルームーンである」と掲載したこと、そしてそれを1980年1月にアメリカのラジオ局が広めたことを突き止めました。

もともとは、誤解だったんですね。(^-^;)

でも、今は、「ひと月に2回満月がある時、その満月をブルームーンという」ということで、そのまま定着したようです。(なので、以下はその意味でブルームーンという言葉を使いますね。)

さて、3月31日、そのブルームーンを写真に撮ってみました。

ブルームーンと夜桜

上の写真は、月だけだとさみしいので、29日に撮った夜桜と合成したものです。
ちょっと遊んでみました。(^^ゞ

ちなみに、ブルームーンは、2~3年に一度くらいしか現れない珍しい現象なのですが、実は今年は、1月もブルームーンでした。
2018年1月は、2日と31日が満月で、さらに3月も、同じく2日と31日が満月だったのです。

2018年は、ブルームーンが一年に2回ある特別な年だったんですね。

ブルームーン