真楽寺さんの報恩講

3日(土)、真楽寺さんの報恩講で、お説教させていただきました。
正信偈や摂取不捨のお話をさせていただきました。
みなさん、熱心に聞いていただきました。
ありがとうございました。

真楽寺さんは、真慧上人のご遺体が坂本の西教寺へ運ばれる途中、一時安置されたところと伝えられていますので、一度お伺いしたいと思っていました。

お説教の合間の休憩の際に、真楽寺のご老僧(前住)から、そのお話を聞かせていただきました。

真慧上人というのは、高田派の中興の祖で、高田派第十世法主です。
その真慧上人のご遺体は、誰かに奪われるといけないということで、まず、真楽寺にかくまわれたそうです。
その後、山室の願正寺に運ばれ、その後はどの道を通ったのか分かりませんが、坂本の西教寺に運ばれて、荼毘に付されました。
そしてご遺体を運んだ者たちみんなは、火葬後、少しずつ骨を持ち帰ってきたとか。
そのお骨で、願正寺は真慧上人のお墓を建てられました。
真楽寺ではそのお骨を本堂にまつられていたそうです。
また、そのお骨は、本山にも届けられた、と。

いや、貴重なお話を聞くことができ、大変有り難かったです。

ご老僧は、もう九十歳になられるとか。
でも、矍鑠(かくしゃく)とされていて、とても九十歳にはみえませんでした。
私のお相手もずっとしていただき、本当にありがとうございました。
お世話になりました。

祠

 

前の記事

おみがきの準備

次の記事

おみがき